初めてのPICで弾速計を作成【後編】
とりあえず、基本設計は完了
PICと液晶モニターも無事動いたことで、基本設計もついでにやる。
回路図を適当にこさえて、フォトトランジスタの特性から、間に挟む抵抗値を設定。
これ、PICやセンサー関係は5Vから設計してるけど、乾電池1個から5V作ってみる。
Amazonさんで売ってた既製品の昇圧回路を使ってみた。
これ、小型の割に性能いいなぁと思って使ってみたけど、2個注文しといて1個不良品だった。返品には簡単に応じてくれるけど要注意。
あと、V0 - G間で1.4V入力、V1 - G間で5V出力だけど、説明も何もないので気を付けて。
プログラムにつても四苦八苦したけど、基本的なC言語をマスターしている方だったら出来て当然な事ばかりだと思うし、
「そんなことで躓いていて、ようやろうと思ったな?」ぐらいな事ばっかりだったので割愛!
いざハード作成も、いきなり躓く
ブレッドボード上で使ったセンサーは、赤外線を利用した近接センサーを使用。
カタログ上は
・反射板との距離(最大感度):6mm~8mm
と書いてあるので、弾頭誘導管に見立てたPV13の塩ビパイプに穴をあけて突っ込むことにする。
だがこれ、塩ビパイプに浅く突っ込んでも、パイプの内側で赤外線が反射して近接センサーが常にON状態になってしまっている。
急遽、赤外線ダイオードと赤外線フォトトランジスタを別々にして、向い合せる手法に変更。
あと、これを固定するのに、ホットボンドというものを初めて使ってみたけど、すごく便利だね!これ!!
昔は、ダイソーで300円シリーズで売ってた気がするけど、大型店に行ってもなかったので廃盤になっているのかも・・・。仕方なく、よさげなのをAmazonでポチリ。
これ、 半導体にダメージを与えない低い温度で溶けて、固まればある程度の固定力がある。
フォトダイオードの角度調整が凄くシビアで誤作動を起こしていたので、再度ハンダゴテで温めなおして角度を微調整することができた。
完成~速度校正
ようやく、センサー類も上手く作動するようになったので、ケースに収めていく。
ケースはダイソーに売ってた適当なタッパーを購入。
小さなスペースに所狭しと、パーツを配置していく。
ついでに速度校正の仕方は、1mのパイプを接続して、自由落下させた時の速度で調整。
高校生の時に習った計算式を20年ぶりに使う。
E=mgh=(1/2)mv²
重力加速度は g=9.8 として
落下距離はパイプ1m
+計測ポイントの中間点までの距離を合わせて1.05mとする
後は、方程式を解いて
v=4.536m/s
やっぱり、学校の勉強は人生でも役に立ちます!うん!
パイプ内の空気や摩擦抵抗を少し加味して調整。
ついに完成~~!
とりあえず、現状までブログで書けたので、次はマガジン製作やら初弾射出機構なんかを作っていこうかと思う。