【コイルガン】弾丸(プロジェクタイル)を作成してみた

 

仕事が忙しいのと、育児もなかなか手のかかる時期でスーパー牛歩で進んでる。

 

楽しみに待っててくださる方なんか居ないと思いますが諦めずに頑張る。

 

 

弾丸と、誘導管の材料選定

 

コイルガンの弾丸(以降プロジェクタイルと表記)は磁性体で磁石にくっつきやすい素材じゃないと駄目らしい。

 

ホームセンターなどをぶらついていても、なかなか良い素材が見当たらないので倉庫の中を漁って見つけたおんぼろドライバーの芯を再利用することにした。

 

 

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芯の径は6.35~6.5㎜ぐらい。

 

ドライバーの軸鉄は素材はわからないけど、ものすごく硬い鉄で出来ているので切り出すのは結構大変。おそらく炭素鋼?後で加工する道具とかも紹介しておく。

 

その分、試し撃ちをしてもプロジェクタイル自体が変形、摩耗することもないと思うので再利用もしやすいかと思う。 

 

 

誘導管の選定

 

次に、コイルを巻きつけ加速させる誘導管を選ぶ。

 

気を付けているポイントは、硬度、内径、肉厚。

 

  • 硬度は、コイルを巻きつけるときに円形が歪まない、最悪割れてしまう事のない固さと、完成した時に誘導管が直線になっているか?
  • 内径は、プロジェクタイルとの隙間を極力少なく、でもギチギチにならない程度。
  • 肉厚は、プロジェクタイルとコイルの間を極力薄くしないと、磁束が逃げて発生させた磁力を効率よく加速エネルギーに変換できないという事らしい。

 

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アクリルのパイプが硬さと内径が丁度よかったので、こちらで決定。

 

 

 

 

本当は、釣り竿のようなカーボン樹脂素材が良かったけど、センサー用の穴開け加工をすると強度が無くなりそうなので今回は諦めた。

 

 

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ドライバーから切り出した断面でちょうど良い感じ。

 

 

 

プロジェクタイルの削りだし

 

ドライバーの軸鉄を45㎜ぐらいで切り出した後、削り出していく。

 

 

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回転ドリルはチャック式、又はチャックのアタッチメントを付けて、高速カッターと言われる、砥石タイプのカッターで切断、削り出しをしてくと簡単にできる。

 

 

 

 

ビーサンダーと言われる回転砥石カッターでもできるけど、工具関係では一番事故が多い工具なので、僕はなるべく使わないように心がけてたりする。

 

 

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だいたい同じような長さ、形に成形していく。

 

ここで、材料が焼けて色むらが出ていても気にしない。次の工程で簡単に色むらが消えるのでとりあえず、形と重さを均一に。

 

 

 

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次はベビーサンダーに取り付けられる傷取り研磨ディスクを使い、磨いていく。

 

 

 

 

 粒度は#500番ぐらいで十分綺麗になるので、これで一発で仕上げる。鏡面磨きにこだわる人は、もっと細かいディスクやペーパーでやるといいかも。

 

 

 

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とりあえず、9発分を作ってみた。よく見ると形が不揃い。重さと長さベースで8g40㎜にきっちり合わせていったので、形の方がどうしても犠牲になってしまった。

 

あと、重さが0.1g単位で量れる計量器が欲しい!

 

 

 

 

 

奥さんに料理用の量りを買い替えないか打診したところ、自腹で買うなら、とのお達し!う~~ん、悩む。ほかに欲しい道具もいっぱいあるし・・・、

 

あと量産する時は、専用の冶具を作って、均一に作れるようにしたい。

 

 

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プロジェクタイルが誘導管を通過するイメージはこんな感じ。

 

 

う~ん、まだコイルガンの『コ』の字も来ていないけど、なんかスパークジョイっすね!

 

 

次回は、 弾倉マガジンの作成の予定!