プリウスの電源車としての実力を試す【防災対策】
備えあれば憂いなし
今回も台風が同じようなルートで近づいている。
前回は東海地方で60万件以上の停電で、例にもれずこちらでもだいぶ停電した。
その時に、いろいろ体験したことは前回まとめて記事にしてある。
ぶっつけ本番で、プリウスの電源ユニットからエアコンを動かそうとして見事動かなかったという失敗を繰り返さないために、
プリウスの電源車としての実力を試す!
電熱機器
電熱機器とは、電気を抵抗に流して熱を得られる最も単純な家電製品類のこと。
①ティファールのケトル 1250W
ブクブクと白い湯気を上げているのがお分かりいただけるだろうか?
まず、何はともあれお湯!カップ麺類のインスタント系食品、温かい飲み物が確保できる。
②ホットプレート 1350W
使用電力量が多いからちょっと心配したけど、表面がアツアツになるまで動作を確認。
別に、たこ焼きパーティーや、餃子パーティーをするわけではないが、一度に大量に温かい料理を作るときに便利なので、一家に一台あると重宝する。
何はともあれ、動いて一安心。
インバーター制御機器
インバーター制御と言うのは、分かり易く言うと、100Vの電気の力を90Vで使ったり50Vで使ったり、力の制御をデジタルで細かく制御できるので2000年代では当たり前のように普及している代物。
その代わり、発電機側からするとちょこまかと負荷が変わるため、前回の記事の様に、発電機もインバーターで負荷側もインバーターで相性が悪いと使用できないこともある。
③IHクッキングヒーター 1400W
心配したけど、こちらも問題なく最大火力で使用可能。グツグツとお湯が出来上がった。
鍋が振れれば、冷蔵庫が死んでも、中のものを優先的に消化して食材を無駄にしなくても済みそう。
平時は、テーブルの上でこのIHヒーターを使えばアツアツのお鍋が食べられる。
海鮮系のイカフライなんかをする時は油跳ねが凄いので、屋外に設置して油揚げモードで調理したりしている。
④圧力HI炊飯器 1370W
試しにやってみたら、普通に動いた! 一応炊飯モードで3分間まで確認。
もし広域停電になったら、まず初めにこの1升釜でご飯を大量に炊いて、握り飯を量産することが最優先かもしれない。
⑤エアコン 700W
この機種はだいぶ古くて、10年以上前のものだが正常に動いた!
季節的に、もう必要ないけど、被災時でも快適に過ごすことは重要。
前回、弟の家のエアコンでは動かなかったが、我が家では普通にエアコンから涼しい風が送られてきた。 バンザーイ!!
⑥井戸ポンプ 710W
実は、我が家は元々井戸水の生活をしていた。
建て替えに伴って、エコキュートを導入したので市水道を引き込んだ。
エコキュートはどのメーカーも、井戸水厳禁。常に温水を貯めておくため、ばい菌や藻がタンクの中に発生しやすくなり、それらや、井戸砂、鉄分などが機器を痛めやすくするため。
っということで、外の水は井戸なため、飲み水はウォーターサーバーなんか使わず、この井戸水を毎日ごくごく飲んでいる。うまい!
ちなみに、井戸工事は1m1万円なんて昔は言われていて、家のは30m掘られている。それでも40年以上前に掘られた井戸が水質も変わらずずっと使えるのはありがたい。
蛇口を捻ると、プリウスのエンジンが唸り、水も勢いよく流れだしてちょっと面白い。
プリウスという電源車の使命
色々試したけど、プリウス+電源ユニットオプションで、我が家はまず問題なくライフラインを維持が可能だと判明した。
ここで余裕が出来てくると、考えなければならないのが、自分の手の届く範囲の困っている人へ如何に手を差し伸べるか?
自治体や、避難所が出している情報をキャッチして、電源やその電気で使える家電製品が必要なところに、必要な分のお裾分けすると言うことも、人として考えておくことだと僕は思う。