親株のランナーから新苗を作る方法【イチゴの水耕栽培】
夏と言えばランナージャングル
自称イチゴ農家の皆さん!ランナーを捌く季節がやってきました!
ランナーが伸びまくった縦型水耕器1号。
この時期にランナーを捌いていかないと、ランナーが絡まり合ってほどくことが不可能になってしまうので頑張りましょう!
あと、この時期にある程度ランナーの根付をしておくと、まだまだ伸びしろが出来るのでランナーを最大限まで増やせる。
株をなるべく多く作って、元気な株だけ残していくのがコツだと思っている。
秋になると、ランナーの伸びがピタリと止まるので、暑い時期にやるのが重要。
去年の失敗例
普通は、地面に伸びたり、栽培ポットを置いて水やりをしたり。
縦型水耕器でせっかく栽培しているので、余った水耕ポットにランナーを根付けしていけば水やりもしなくて楽ちんと考えた。
しかし、根付の素材で悩んだ。
ランナーを根付させるために去年は、土に根付かせようと、紙ポットと苗用の作り土でためしてみた。
これを、さらに不織布で巻いて紙や土が水耕器に流れ込まないようにした。
【結果は失敗】
ランナーが根付くものの、根張りがあまりよくない。
1年経った株を見てみると、根が茶色になっているのはほぼ死んでいる状態。
よくよく見てみたら、中の作り土が粘土みたいに変色して土腐りを起こしているみたい。
酸素不足なのか、栄養過多なのか。
今年のランナー根付はスポンジだけで行く
よし!水耕栽培なら、水だけでやった方がよさそうだという結論。
スポンジだけで根付くかすごく心配だけど、まずはやってみるが信条。
スポンジを半分に切って、ランナー押さえ用に適当なワイヤーでUの字を作る。
スポンジを半分に折って、親元から出ているランナーにワイヤーを掛けて挟む。
縦型水耕器の水耕ポットにぶち込んだところ。
スポンジの表面は乾燥しているけど、しばらくすると水耕器の中から溶液が染みてくる。
こんな感じで、次々に水耕ポットが埋まっていく。こちらは縦型水耕器2号
次に伸びてくるランナーを予想して、効率よく水耕ポットが埋まるようにランナーの根付位置を決めていく。
水耕ポットの間隔はなるべく近くしたつもりなのに、ランナーの距離が足りないのもちらほら。そういう時は、思い切って一つ飛ばしでサクサク根付をしていく。
まるでパズルをやっているよう。
一カ月以上すると、しっかり白い根っこを伸ばしている。
アブラムシで葉が汚いけどごめんなさい。
思った以上にスポンジを大量に使うので、スポンジのストックを怠らないのもコツ。