骨髄バンクに登録して、ドナー適合者の一人に選ばれた時の話
結論から書くと、今回はドナー提供はできませんでした。
記事は昨日今日の事ではなく、ほとぼりが冷めただいぶ前のこと。
それでもなかなかできる経験ではなかったので、書ける範囲で書いていく。
骨髄バンクに登録すると
献血ルームが大好きで年に何回も通ったこともあり、50回以上献血している。
もう何年も前だが、献血前の成分検査と一緒にできるので、軽い気持ちで骨髄バンクに登録しておいた。
ちなみに、ドナーに適合する確率は41.3人に1人(2.4%)らしい。
んで、電話がかかってきたんですよ。「提供する意思はありますか?」って
当然その先には、病気で苦しむ患者さんがいるわけで、意思を伝えると早々に次のステップに移っていく。
次に、書類が送られてくる
結構目立つ色で、至急開封してくださいと書いてある。
中を開けるとこんな感じ。
ハンドブックを読み込んでいて、自分の中で印象に残ったのはこんな感じ。
- ドナー(骨髄提供者)の安全を第一とした運用が敷かれている。
- ドナーには、一時的に腰痛のリスクが伴う。
- 手術は全身麻酔で退院までに1週間程度かかる。
- 金銭的な見返りは当然なし。※注
- 家族の同意をしっかりと取る事。
- 自分が、現時点で数人いる候補者の一人であること。
※注 2019/2/18追記
ほとんどの自治体で骨髄移植でドナー提供した方には助成金が出るようです。
仕組みや金額は自治体ごとにそれぞれですが、例として
1日2万円×検査や手術入院で病院にかかった日数(最大7日)
のように、仕事を休んだ分だけ補填してくれるようなイメージ。
全ての自治体で出るわけではないので、調べておくとよい。
ググると出てくる男性によくあるアレ
あとは、体験談とか、Webによく上がっているので読んでいくと頻繁に上がってくるキーワードがある。
全身麻酔をする時は、必須なのかな?
手術後、結構な方がカテーテルを入れた後の痛み覚え、血尿が出た方もいるとか・・・
マジかよっ!
う~ん、でも、病気ではなく、一時的なものだし!
と決意し、家族の同意と後押しも受けて次のステップへ。
コーディネーターと医師との面談そして精密検査
指定された県立or国立の指定医療機関に行ってコーディネーターとお医者さんと面談する。
だいぶ前の事なのであまり覚えていないが、以下のような話をしたと思う。
- 近隣の国と米国ともドナーのコーディネートを受けることが出来る。
- 今回は海外の患者さんだという話。
- 患者さんは主に40~60代の中高齢者が多いと言う話。
- 最終的なGoを出すと、患者さん側は骨髄の機能を失くす施術を受け、後には引けなくなるので、ドナーも私的な理由で拒否はしないで欲しいという話。
- 骨髄を提供して、患者さんの1年後の生存率は50%弱と言う現実(当時)。
- ここまでコーディネートされて来る人で、最終的な適合者に選ばれる確率は50%ぐらい。つまり、書類が届いた時点から、精密検査を受けに来るまでに何人かは降りているという事。
- ドナーと患者は、コーディネーターを通して何回か手紙をやり取りできるが、最終的個人の特定はできないという話。
っと、ここまで話は進んだのですが、精密検査で血液成分の一部が規定値に達していなかったため、提供できないとのことでした。
正直、腰痛うんぬんよりも、尿道カテーテルにはかなりビビってたから、正直ホッとしたような、患者さんに貢献できなくて残念なような、、
最後に、こんな記事で骨髄バンクに提供してみよう!と思う稀有な方が居たら幸いです。
2019/2/12 追記
競泳の池江璃花子選手が白血病だと速報が入りました。
こんな記事を書いた後でびっくりです。
治療法はわかりませんが、骨髄移植になったら、ドナーの適合者が現れて速く良くなることをお祈りします。