水耕栽培、事始めは本を買う。そして大塚ハウスとハイポニカどちらを選ぶか?
人間歳を取ると植物を育てたくなる?
父が僕に仕事を引き継いだあたりから、耕作放棄地だった畑を耕し始めた。
荒れ放題の草を刈り、
耕すと何故か沸いてくる小石をどけ、
定期的に肥料をいれたり、
草むしりをしたり、
害虫を駆除したり、いろいろ苦労をしているのを見かける。
そんな父の農作業を時折手伝いつつ、自分も歳取ったら畑やるんかなぁ、でも土は弄りたくないなぁと思ってみたり。
土を弄らない農家とは水耕農家と見極めたり
まぁ、畑は父が動けるうちは任せておいて自分も何か育ててみたい。
そこでいろいろと調べてみると、実は意外と簡単に素人でも水耕栽培が楽しめるという事で早速書籍を購入。
図書館に行ったり、いろいろなサイトを読んでおおよそこの2冊でノウハウが凝縮されていた。
こちらはハイポニカという液肥を中心に水耕栽培の基本的な技術を網羅している書籍。
ただし、土を使わないといっても、ヤシの木屑を使った土に似せた作付け方法が中心。
なので、結局土みたいなもんやん!
もっとスマートなのがええんや!
とか思ってたら本格派エアポンプの栽培方法もチラリと書いてあるので、大変参考になる。
こちらは、ハイポニカと大塚ハウスの両方で各配合比率まで丁寧に書いてあって良本。
なぜ大塚ハウスに拘るかというと、いろいろなサイトで調べた結果、コストパフォーマンスが段違い!
うちの今の栽培量で使用しても1か月の肥料代で100円を切ってる。
あとは、導入する時に、スーパーなどで無料で入手できる発泡スチロールBOXを使った栽培方法を進めてくれるので、低コストで水耕栽培を始めたい人にお勧め。
ただし、発泡スチロールBOXには思わぬ罠が潜んでいるのですが、それはまた後日のBlogにて。
っということで両書籍とも、いろいろな作物の育て方、作付け時期を網羅しているので大変参考にしていて、今でも時々読み返してる。
そして大塚ハウスとハイポニカどちらを選ぶか?
ハイポニカの特徴
- ホームセンターやネットで手軽に入手できる
- 保存も専用の容器が付いているので暗所においておけば問題ないと思う
- ただし、初心者向けというのもあって割高感は否めない。
大塚ハウスの特徴
- 大塚ハウスはまず単価が非常に安い!!
- でも流通が非常に少ない
- 農協で買えるようだが10kg単位の大袋で販売しているため、少量で買うにはそれを小包装して販売してくれる業者が多い楽天などがお勧め。
調べると大塚ハウスは何号まであるのかさっぱりですが、
基本は1号と2号を使えばOK。
あとは油かすみたいな感じでボカシを入れたいときに5号をちょろっとって感じ。
実際、今使用中の袋はこんな感じ
1kg入りの1号2号はそれなりに消費しますが、5号はさっぱり使わない。おそらく30年分くらいはありそう。無くても十分育つ。
2号には要注意
大塚ハウス2号の主成分として硝酸カルシウムが入っている。
こいつが実は要注意!
一度開封してしまうと空気中の水分を吸収してどんどん液化していく。
ジップロック?のような密封された袋でも、どこからか空気が侵入して一部液化している2号。
あまりに大量に購入するとどんどん液化が進み使えなくなってしまうので、2年くらいで使える量を購入して、使用中の2号は二重三重の気密袋に入れて保存するのがお勧め。
濃縮液を手作りする手間
見ての通りこの商品は粉末からスタートするので、使いやすくするためにまず濃縮液というのを作る。
ペットボトルにジョウゴを刺してせっせと作るのが手間。
ペットボトルを大量に集めて大量に作るというのも手。
その点、ハイポニカはこの状態からスタートするのでお手軽。
あとはこの液肥を100~400倍に希釈して使用。
ちなみに、めんどくさがって、1号2号(ハイポニカだとA液とB液かな?)を混ぜて濃縮液を作ると、沈殿物が発生するらしいので要注意。
1号にも気を付けよう
1号の濃縮液も実は注意点が!
少しでも明るいところに置いておくと藻?みたいなのが発生。
日の当たらない涼しい場所での保管が必要。
左が1号 黄色がかった透明の中に藻のようなものが浮いている、右が2号 無色透明
っということで、大塚ハウスで水耕栽培をこれからボッチラ始めていく!