この春休み、長男が卒園、新一年生の進級、春休み期間を狙った集中工事など多忙でブログが書けなかった。
久しぶりにブログを書く。正直書き方を忘れてて拙い・・・
去年のミニトマト用水耕器の成績
去年使用していた塩ビパイプを利用した基本の縦型水耕器は、グングン元気に育ってくれてかなり成績が良かった。
去年の写真で、左側のやつ
また、去年の台風によってすべてが吹き飛ばされて栽培が強制終了してしまった。
最終確認のため、パイプから根っこを取り出し確認すると立派な根っこが育っていて、台風さえ来なければ4~11月ぐらいまでは育成できたのでは?と思われる。
リベンジを謀り、課題を洗い出す
栽培を続けていると、良いことも悪いこともいろいろと見えてくることがあるので、まずは箇条書きにしていく。
- ミニトマトはエアレーションが大好き。病気にもなりにくい?
- 1mぐらいの縦型パイプに底からエアーを送り込んであげると、パイプの中に満遍なくエアーが行き届き、かつ根っこに良い刺激となっている気がする。
- 同じく、1mぐらいのの水深があると、水中での浸透圧が強くなり栄養の吸収が良くなっている?
- 去年の猛暑を難なく乗り切っていて、溶液の冷却が不要?
- トマト系の植物はとにかく水分を多く消費する。夏の暑い日は1株で20Lは超える。
- 養分より水分のほうが多く消費されている事に気づかず、溶液を足し続けてしまった時、通常の3倍ぐらいの濃度になってしまった。そして、トマトはより元気にそして甘い実を付けた。
- 同じ循環の中にいた、イチゴのランナー新株たちは濃度が濃すぎて根にダメージ。
- 育成棚は台風でも吹き飛ばされないよう頑丈に
ざっと書いたが、方針としては次の通り
- 塩ビパイプの縦型水耕栽培
- エアレーションでブクブク
- でっかいタンクで自動給水(非電動化)
- 高濃度溶液を別タンクとする
- 頑丈な育成棚を作る(GWあたりに・・・)
まずは自動給水システムを作成するも・・・
2月ぐらいから仕事の合間を見て作成していた自動給水システム。
今回はフロートバルブと言う既製品をベースに使用。
もし利用する方がいらしたら、加工に精度が必要なので2~3個まとめ買いしておくと安心できる。
とりあえず、上下に穴を2個開けて給水バルブと、給水ホース接続コネクターを取り付けた。
ちなみに、今回はゴムパッキンを使って止水してみた。プライヤーできつく締めれば水漏れもなくしっかりと固定できる。
いざ、補給開始!
っと思いきや、全く給水されない・・、5秒に1滴ぐらいのペース・・・
PDCAの要は「A」!
Plan:計画
Do:実行/施工
Check:チェック/確認
Action:改善/処置
原因を調べた結果、
- タンク側との高低差不足
- 接続ホースが4-6㎜のホースなので水圧伝播速度が遅い
- フロートバルブの穴が直系1㎜ぐらいだった
ぐらいの原因が推測されたので対策していく。「A」は重要!
1.補給タンクを高所に設置(適当すぎやしないか・・・汗)
このタンクはコストコで売ってた110Lタンク。1800円くらいだったかな・・・
これで計算上、給水活動で2~3日は持つはず。 水奴隷からの解放!
下の部分に穴をあけてコネクターを付けたもの。
2.4-6㎜のチューブでは内径4㎜もないため、細めの水道ホースを無理やりねじ込み、2液接着剤で止水した。
3.フロートバルブの穴を広げる
見てわかる通り穴が非常に小さいので1.5㎜>2㎜>2.5㎜>3㎜と順番に穴を広げていく。
と言うのも、実際手に取ってみれ貰えばわかるがこれ穴の真がズレてしまうとしっかりと止水できない。
ので、真がズレないように徐々に徐々に穴を大きくしていく。
塩ビパイプ縦型水耕器3連式の完成
給水システムの改良も終わったので順番に組み立てていく
1mのパイプは125Φと100Φが1組ずつ、60㎝の125Φパイプが1組。
廃材をかき集めて作ったらこうなってしまった・・・。
上から給水は根っこがギッシリ詰まるとオーバーフローする可能性があるので、下部からホースで給水。
根本を保持するフタは厚み5㎝ぐらいのウレタンボードをカッターで加工。
エアーの飛沫が漏水してくる可能性があるので、5㎝ある厚みの内2㎝くらいはパイプの中に差し込めるようにカッターで削っておいた。
発泡スチロールを内蓋外蓋で2つ作って発泡スチロールの溶けない接着剤でくっ付けるのも有り。
あと、銀テープ。
少しでも太陽光を反射して育成を助けるのと、虫が付きにくくなる。あと断熱効果。
今回はの作付けは、
- 純あま
- シュガープラム
- ネットメロン
結実収穫が楽しみ!