行政は使えん!DIYで捕獲機を自作して害獣駆除した話

イチゴを盗ったのは誰だ!

 

毎年毎年、父がせっせと畑を耕し作物を作っている。春にはイチゴを育てて孫に収穫させて食べさせるのが何よりの老後の幸せ・・・

 

「明日は天気もいいし、い~~~~っぱいイチゴ狩りができるぞ。」

 

って、父が孫に言った次の日に突然それは発生した。

 

薄々は思っていましたよ、、、これってフラグだったんじゃね?って

 

 

夜中、何者かに食い荒らされたのだ。

 

調べると、囲ってあったネットが食いちぎられているので、ケモノだと断定!

 

 

アカン!行政は使いもんにならん!

 

市役所で、捕獲機が借りれることを知っていたので早速申し込みに行くと、、、

 

書類作成

  • 経歴書及び身分証明
  • 作物の種類と配置
  • 被害状況写真付き
  • 捕獲計画
  • 捕獲後の処分計画

 

申請期間が1週間。貸出期間が2週間。

 

もうこの時点でウンザリではあるが、ようやく借りることが出来た。

 

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いざ、設置してみると、餌ばかり取られて、捕獲できる気配が全くしない。

 

おそらくは、シャッターの落下機構が鈍感で、ケモノの素早い動きに対応できていない。

 

その隙に、目当てのイチゴはどんどんケモノに食い荒らされていく。

 

そして、あっという間にレンタル期間終了。

 

やるだけ損であった。

 

他の捕獲機は無いのか、問いただせば、

 

他のは壊れているか、貸し出している。とのこと、

 

 

 

ならば仕方ない。捕獲機を作るまでだ!

 

基本構造は 大体理解したので、もっと素早くシャッターが落ちるように設計し、手書きで図面を起こした。

 

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図面下手糞すぎ、立体が歪んどる・・・恥ずかしぃ

 

さっそく材料をホームセンターで買い集める。

 

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フレームは一番小さいL鋼を数本。

 

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網目状の???を購入。

 

実は、ちょっと前ぐらいに、溶接機を買ってあったのだが、おっかなびっくりで今回がデビュー作

 

だが、おいちゃん、youtube見ながらエア溶接して予習してたから大丈夫!

 

 

 

ん!?

 

溶接途中で、違和感に気づく。

 

保護マスク(自動遮蔽付き)の反応がなんか遅い気がする。

 

目が紫外線で焼けてきた。シバシバする・・・

 

 

 

なんかおかしくね?

 

これは表面のソーラーパネルで発電して遮蔽もしてくれる商品だけど、

 

それはただの付加価値に過ぎず、実はこれ電池駆動式だったというオチ!

 

電池を入れると、素早く反応。自動で遮蔽して溶接も楽々~

 

うん、

 

説明書はちゃんと読みましょうね、みなさん!

 

 

っということで、汗だくになりながら、何とか形になってきた感じ。

 

 

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ザビ止を塗ってるところ。

 

あとは、部品を何点か溶接して、最終塗装をして完成!

 

 

 

ここは、何処の動物ランドですか!?

 

いざ、捕獲開始!

 

まず最初にかかったのは、ネコ、ネコ、ネコ

 

3回連続、毎回違うネコがかかって、学習したのかネコはもう入らなくなった。

 

ってか、野良?猫どんだけ居るねん!

 

 

次っ!あ!!

 

 

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狸です。

 

初めて対峙する野生のケモノ、威嚇してきてビビる。

 

狸は元々の日本のケモノなので、害獣駆除対象外。

 

狸は賢くて一度かかった罠には近寄らないそうので、逃がしても今後の被害は無いとのこと。

 

あと、狸は大人になると夫婦で行動しているそうなので、近くで片割れが待っているかもしれません。

 

檻を開けると、脱兎のごとく(狸ですけど)林の中へ駆けて行った。

 

 

 

そして、また次っ!!

 

 

ってか、なんで毎日のように掛かるんだよ!ここは野生の王国か!?

 

 

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アライグマ!

 

かわいい顔してますが、鋭い爪足で何度もこっちを威嚇してくる。

 

ちょっと近づいただけで・・・、ガッシャーーーー!!(爪で檻を攻撃)

 

ヤベェ! あの爪やばいよ!!

 

 

知り合いの狩猟免許(または罠の講習のみ受けた人でもok)を持っている方に連絡して処分に来てもらった。

 

かくして、イチゴの平和は守られたか言うと、すでに収穫の最盛期は過ぎてしまった。

 

残念! また来年。