最近、暑くて暑くて、本業の仕事でヘロヘロで水耕栽培どころではない。
なんて立派な理由建前がたくさんあって、水耕器のイチゴをほっとき過ぎたせいか、葉っぱに汚れが出てきた。
白い粉の様なものが大量に。しかも何だか葉っぱにハリがない
葉っぱを裏返してみると・・・
いた!アブラムシ!
過去の駆除方法
アブラムシは、植物が出す窒素を好んで寄ってくるらしい。つまり栄養過多だったり、てんとう虫や蟻のような天敵が寄ってこないところ。
つまり水耕器の中が大好物!
夜中?何の足をとも立てず、羽虫のように羽根をはやしたアブラムシが舞い降りて植物に取り憑くと言われている。
なるべく手間暇かけたくなくて水耕栽培を始めたのにアブラムシでやられて嫌になる。
ここで、過去の対処をご紹介
1.アブラムシのついている葉を全摘出、全てムシル
効果は確かにあるが、葉や茎そのものを除去してしまうので植物の株そのものを弱めてしまう。
ただし、イチゴは株がいくつも寄り集まっているから、多くなり過ぎた株を除去する葉掻きが必要になるので、イチゴの花をつける前の1月頃なら良い手段でもある。
2.セロハンテープで全て取る
物理的に除去!
アブラムシは手で潰してしまうと体液も有害で植物にダメージを与えてしまう。
なので、セロハンテープの様に粘着力の弱いテープで取るのは効果的。
ただし、5~6株くらいまでが限界。
20株40株もメンテしようとすると途方もない労力が発生。
あと、根本、新芽の奥の方に入り込んだアブラムシの除去は厳しい。
3.乳液を作って窒息死させる
アブラムシって表皮に薄い油の膜張ることで、雨の水分などでは窒息しないように生きているらしい。
つまるところ、乳液を作ってその油膜を浸透してしまえば奴らは窒息する。
乳液の作り方
- 霧吹きを用意500㏄ぐらいのが丁度よい(ダイソーで売ってる)
- 食用油を10㏄ぐらい入れる
- 食器洗い用液体洗剤を数滴入れる(2~4㏄くらい)
- あとは9割くらいまで水を入れる
- しっかり振って、油と水が良く混ざって白い乳液が出来れば完成
油と水の混ざりが悪い時は、洗剤をもう少し入れる。
この乳液は作ったら、その日のうちに使い切るか、捨てる。
霧吹きも水でよく洗っておく。
乳液の油分が酸化して古い油独特の匂いを出すので作り置きは厳禁。
んでもって、噴霧、 噴霧、 噴霧、 葉の裏側も噴霧。
指が結構疲れる。
2~3時間後、アブラムシが窒息したころを見計らい、シャワーで乳液を洗い落として完了!
あれ?シャワーの水圧で洗い流すだけでよくね?
乳液の除去の為にシャワーをかけていて、ふと思いつく。
シャワーだけでも十分アブラムシが落ちている気がする。
試しに、いきなりシャワーだけでアブラムシの除去を試みる。
ちなみに、シャワーは強だ!(シャワーヘッドもダイソー)
きれいさっぱり!
ってことで、今回は、軽ーく20株ほど、アブラムシの除去を行いました。
月に、2~3回程度やると、葉のツヤもよく、手間としてもあまり負担にならない。
※今回はイチゴでアブラムシの退治を行いましたが、 葉や茎の弱い植物にはシャワーの水圧で痛んでしまう可能性もあるので、適性をよく考慮して試してください。