我が家の水耕器をご紹介 ②基本の循環式
前回の続き
水耕栽培でも楽をしたい
水耕栽培の利点と言えば、
- 草むしりをしなくてもよい
- 栽培に適した栄養状態にできる
- 狭い場所で栽培ができる
- 虫、ケモノに作物を荒らされにくい
欠点と言えば、
- 水が枯渇すると直ぐに枯れてしまう
- 酸素不足で育成が悪かったり、病気になりやすい
- 夏場、水温が上昇して作物にダメージが及ぶ
そこで、循環式の水耕栽培にチャレンジ!
循環式の利点は、
- タンクにある程度貯水しておけるので、数日間水の管理をしなくてもよい
- 高低差をうまく工夫すれば、酸素の供給を行える
- タンク内で熱交換器などを設置すれば、夏場でも水温を一定にできる
欠点は
- 構築のコストがかかる
- 電気代が発生する
循環システムの要、水中ポンプの選定
観賞用水槽などで定評のあるカミハタ Rio+1100を調べてみる。
揚程差2m。手で届く範囲の栽培システムにするのでこれくらい欲しい。
気になる電気代だが、カタログ値には23.5Wとある。
23.5W×24(時間)×30(日)÷1000(k)≒17kWh
電気代を1kWh当たり高めに28円と仮定すると
17kWh×28円= 476円 (毎月)
よし!趣味の範囲内で運用できる!
水耕栽培は水との闘い
まずは、二段式にして効果を実証してみる。
室外機の高さを利用して、水耕器を設置。
水の流れはこんな感じ。
さっそく問題発生
発泡スチロールBOXの横から排水できるように、穴をあけホースを接続してコーキングしたのだが、水が漏れてきた。
よくよく調べてみると、安いシリコーン系コーキング材は止水能力が殆どない! 変成シリコン系コーキングか、できるなら2液エポキシ系接着剤を使いたい。
想定内の対策も十全に
縦型水耕器は、外部で水位を調整できるようにした。
秋ぐらいになると、ミニトマトの根がパンパンになり、液肥が上から溢れてくる。
対策として、ホースの三又を使い、縦型水耕器の水位を調整でき、酸素量の調整にもなる。
水量も調整できるように一工夫。
次回は、熱い夏場対策、熱交換器篇